ハマアオスゲ
【同定のカギ】海岸の砂地やその近くの林床に生える多年草で、長い匐枝がある。基部の鞘は繊維状に細裂する。雌鱗片は、緑白色で芒が長い。果胞は、雌鱗片より長く、厚膜質、稜間に8−10脈があり、脈は太く隆起し、密に毛が生え、上部は急に狭まり短嘴となり、口部は浅い凹形。柱頭は2岐。Carex fibrillosa Franch. et Sav. 【国内分布】本州、四国、九州、対馬、南西諸島、伊豆大島。【国外分布】朝鮮、台湾、中国。 【ノート】アオスゲ類で長い匐枝を出すものは、ハマアオスゲとイソアオスゲである。ハマアオスゲは、イソアオスゲとは、果胞に太く隆起する多数の脈があることと毛を密布することで区別できる。
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