グレーンスゲ
Carex parciflora
Boott
【国内分布】
北海道、本州(東北地方−山陰地方までの日本海側)。
【国外分布】
サハリン、千島。
【同定のカギ】
山地の湿った樹林内や湿地に生える多年草で、叢生する。葉はコジュズスゲより幅が広く、鮮緑色。果胞は、雌鱗片より長く、熟すと開出し、稜間に脈があり、無毛、長嘴、口部は斜切形。柱頭は3岐。
【ノート】
グレーンスゲは、コジュズスゲと似ているが、葉の幅が広く、白みがかった緑色でなく鮮緑色であり、雌小穂が大きいことで異なる。
グレーンスゲ 北海道登別市オロフレ峠 2003年8月29日
グレーンスゲの葉は幅が広い 花序
基部の鞘、淡褐色 果胞と鱗片
果胞、鱗片は短い 果胞
果胞、痩果 痩果
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