ダイセンアシボソスゲ Carex scita Maxim. var. parvisquama T.Koyma
【同定のカギ】高山の礫地に生える多年草。ゆるく叢生する。基部の鞘は濃赤紫色、葉の裏面に乳頭状突起を密布する。雌小穂は楕円形で、鱗片は濃赤褐色〜濃赤紫色で目立つ。果胞は楕円形で細脈があり、口部は急に狭まって、嘴部はほとんど無い。痩果の基部に柄がある。柱頭は3岐。【国内分布】鳥取県大山、日本固有。 【ノート】ミヤマアシボソスゲに似るが、果胞の幅が広いことで区別できる。鳥取県の大山で発見され、小山により1955年に新変種として記載された。ミヤマアシボソスゲが南方に隔離分布し分化したものと考えられる。
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