タガネソウ
【同定のカギ】林縁や林床に生える多年草、大株とならず、長い匐枝がある。葉は、幅広く披針形、短毛を疎布。基部の鞘、淡褐色〜赤褐色。果胞は、雌鱗片と同長、陵間に4−6脈あり、平滑、嘴は短く、口部は平切形、基部に短柄がある。柱頭は3岐。Carex siderosticta Hance 【国内分布】】北海道、本州、四国、九州。【国外分布】朝鮮南部、中国。 【ノート】スゲ属植物で葉の幅が広く、披針形となるグループにはタガネソウ、ケタガネソウ、ササノハスゲの3種がある。染色体数は2n=12、24で、スゲ属で最も少なく、原始的なグループと考えられる。
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