ヒメマツカサススキ
Scirpus karuizawensis Makino
【国内分布】本州 (関東−中部地方)。国外分布】朝鮮南部、満州、中国。
【同定のカギ】日当たりの良い湿地に生える多年草で、大株となる。有花茎は、高さ1−1.5m、硬質、3−5個の節がある。花序は、側生花序が5−10個、分花序は10−15個の小穂からなる。小穂は、長さ4−5 mm、楕円形、完熟すると濃褐色となる。鱗片は、長さ約3 mm、幅1−1.3 mm、淡褐色、鋭頭。痩果は、長さ1 mm、淡色。刺針状花被片は、8−10本、糸状で屈曲し、痩果より長く、先端はざらつくが他はほぼ平滑。柱頭は、3岐。
【ノート】ヒメマツカサススキは、コマツカサススキに似るが、花序が2回以上分岐し、側生花所が5-10個と多い。




側生花序は、5-10個で多い。


植物は大株となる。            分花序は、10-15個の小穂からなる。

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