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タカネクロスゲ
【同定のカギ】高山の湿った草地に生える小型の多年草で、匐枝はない。有花茎は、高さ15−40 cm、直立し、硬く、平滑。葉は、短く、ほぼ根生し、幅3−6 mm。花序は、普通1個頂生し、分岐する。花序枝はざらつく。小穂は、枝の先端に2−4個ずつ集まってつき、長さ7−10 mm、幅3−4 mm、黒色。痩果は、長さ約1.3 mm、横断面は3稜形。刺針状花被片は、6本、糸状で痩果より3倍長く、上向にざらつく。柱頭は、3岐。Scirpus maximowiczii C.B.Clarke 【国内分布】北海道、本州。【国外分布】サハリン、千島、朝鮮北部、満州、ウスリー。 【ノート】タカネクロスゲは、北海道などの高山の草原に分布し、有花茎は短く、有花茎は通常1個で、鱗片は黒色。北海道大学北方圏フィールド科学センター植物園の総合調査に参加。
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