イヌクログワイ シログワイ
Eleocharis dulcis (Burm. f.) Trin. ex Henschel
【国内分布】本州 (関東地方南部、近畿地方南部)、九州、琉球。
【国外分布】台湾、中国、インドシナ、マレーシア、ミクロネシア、ポリネシア。
【同定のカギ】水田に群生する多年草で、匍匐根茎は長く柔らかい、先端に塊茎をつくる。ゆう家計は、円筒形、太く、高さ50−100 cm、幅4−6 mm、内部は多くの隔膜で仕切られ、乾くと外からは節があるように見える。憔悴は、円柱形、長さ2−4 cm、淡緑色。鱗片は、広倒卵形、長さ5−6 mm、円頭、薄膜質、淡緑色。痩果は、長さ2 mm。柱基は、小さく、盤状の付属体がある。刺針状花被片は、6−8本、痩果より長く、疎らに下向きの剛毛をつける。柱頭は、2岐。
【ノート】イヌクログワイはクログワイに似ているが、鱗片が広楕円形で先端がやや丸みを帯びていることが異なる。希に栽培され、塊茎を食用とする。

沖縄県八重山郡  2004年1月23日


有花茎は、円筒形で太い。小穂も円柱形。


有花茎は、内部が隔膜で仕切られ節が見える。   鱗片は、広倒卵形で円頭。

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