マルホハリイ
Eleocharis ovata (Roth) Roem. et Schult.
【国内分布】北海道、本州。【国外分布】ヨーロッパ、シベリア、満州、アムール、ウスリー、インド。
【同定のカギ】日当たりの良い湿地に生える多年草で、通常匐枝はなく、軟質。有花茎は、細い円柱形、高さ15−30 cm、縦に溝がある。小穂は、卵形、長さ7−12 mm、花が密につき、淡褐色。鱗片は、長さ約2.5 mm、鈍頭−円頭、全体に膜質で褐色。痩果は、長さ1 mm、完熟後淡褐色となる。柱基は、圧扁された3角錐状。刺針状花被片は、6本、長さは痩果の1.5−2倍。柱頭は、2岐。
【ノート】シカクイに似るが、柱頭は2岐で異なる。また、柱基が3角錐状であり、クロミノハリイやタマハリイとは異なる。

北海道苫小牧市  2003年9月27日


鱗片は、鈍頭-円頭、膜質で褐色。 柱基は圧扁された3角錐状。刺針は、痩果の約2倍。

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