ミスミイ
Eleocharis acutangula (Roxb.) Schult.
【国内分布】本州 (愛知県、大阪府、和歌山県、香川県)、九州、琉球。【国外分布】台湾、中国南部、アジア熱帯域、オーストラリア北部、アフリカ、北アメリカ南部、南アメリカ。
【同定のカギ】ため池や水田の湿地に希に見られる多年草で、匍匐根茎は長くやわらかい。有花茎は、太く、高さ30−80 cm、幅3−4 mm、3稜形。小穂は、円柱形、長さ2−4 cm、鋭頭、淡緑色。鱗片は、長さ6−8 mm、鈍頭、淡緑色、縁はざらつく。痩果は、長さ2 mm、表面に格子状の模様がある。柱基は、3角錐形。刺針状花被片は、6本、痩果より長く、疎らに下向きの剛毛をつける。柱頭は、3岐。
【ノート】ミスミイは、ため池などの湿地に希に見られる。小穂が円柱形で、有花茎に隔膜がないのが特徴である。

香川県仲多度郡まんのう町  2006年10月22日


ため池の湿地に希に生育。有花茎は太く、3稜形。


小穂は、淡緑色、円柱形で花茎とほほ同じ太さ。花茎は、3稜形で稜が目立つ。


小穂の鱗片は、淡緑色。柱基は3角錐状。刺針は、痩果より短く、下向きの剛毛がある。

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