セイタカハリイ
Eleocharis attenuata (Franch. et Sav.) Palla
【国内分布】本州、四国、九州、琉球(沖縄島、宮古島)。【国外分布】朝鮮南部、中国。
【同定のカギ】日当たりの良い湿地に生える多年草で、あきらかな匐枝はない。有花茎は、細い円柱形、高さ20−50 cm。小穂は、長さ7−12 mm、淡褐色。鱗片は、鈍頭−円頭、短い芒があり、全体に膜質で淡色。痩果は、長さ1 mm、横断面は鈍3稜形、完熟後淡褐色となる。柱基は、圧扁された3角錐状、幅は痩果の2/3−3/4、長さは幅より少し短い。刺針状花被片は、6本、痩果とほぼ同長またはやや長く、下向きにざらつく。柱頭は、3岐。
【ノート】ハリイとよく似るが、柱基の幅が痩果の2/3−3/4で扁3角形である。また、刺針状花被片がハリイより短い。

三重県北牟婁郡海山町  2005年5月16日


小穂の鱗片は、鈍頭−円頭で短い芒がある。
痩果の柱基は、圧扁された3角錐状。刺針状花被片は下向きにざらつく。

プレビュー付き和名検索へ 学名検索へ 図鑑Topへ