イトハナビテンツキ
Bulbostylis densa (Wall.) Hand.-Mazz.
【国内分布】北海道、本州、四国、九州。【国外分布朝鮮南部、台湾、満州、中国、インドシナ、インド。
【同定のカギ】
日当たりの良い路傍に生える1年草で、叢生する。有花茎は、糸状、高さ8−40 cm。葉身は、花序より短い。花序は、小穂を複散房状につける。小穂は、披針形、長さ約4 mm、熟すと栗褐色を帯びる。鱗片は、長さ約1.7 mm、栗褐色、やや鋭頭、短い芒がある。痩果は、長さ約0.7 mm、横断面は3稜形、表面に皺状の突起が多数ある。痩果の頂部に小さい盤状の柱基がある。柱頭は、3岐。
【ノート】イトハナビテンツキは花序が散形であり、ハタガヤやイトテンツキのように頭状とならない。また、テンツキ属に似ているが、痩果の頂部に盤状の柱基がある。

岡山県岡山市 2003年10月16日

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