ヒメホタルイ
Scirpus lineolatus Franch. & Sav.

【分布】北海道、本州、四国、九州。
【同定のカギ】ヒメホタルイは細く長い匍匐根茎を引くことと、小穂を1個しかつけないことでホタルイやイヌホタルイと区別できる。
【ノート】県内では北部から南部にかけて分布するが、個体数は少ない。ため池の水深の浅い砂地に生育しており、花がない時期は見つけにくい。これまでヒメホタルイの近縁種としてコツブヒメホタルイ(Scirpus lineolatus Franch. & Sav. form. achenes (T. Koyama) T. Koyamaが報告されている (Koyama 1958)。コツブヒメホタルイは刺針がないか痕跡状となることでヒメホタルイと区別される。しかし、刺針の長さは個体間や個体内でも変異があり、2分類群を区別するのが難しい(真崎 1997)。


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