カガシラ
Scleria caricinum R. Br.
【国内分布】本州(栃木県以西)、四国、九州。【国外分布】アジア温帯地域、熱帯アジア、オーストラリア北部
【同定のカギ】湿地にやや希に生える一年草、根は細く赤紫色。有花茎は、小型で高さ4〜15cm、鋭3稜形。花序は、短柄があり、密に腋生する。雌花の基部に小さい雄花をつける。痩果は球形で粗い格子紋があり、上方に毛がある。柱頭は3岐。
【ノート】全体が小型で目立たない一年草で見過ごすことが多い。花序は有花茎に腋生し、痩果は粗い格子紋がある。日当たりの良い湿地に小群落を作る。

岡山県備前市佐山 2006年9月30日


スキャナー像


腋生する花序                密に小穂をつける


基部の鞘と根     小穂、基部に小さい雄花      痩果、粗い格子紋

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