イガクサ
Rhynchospora rubra (Lour.) Makino
【国内分布】本州 (千葉県以西)、四国、九州、琉球。【国外分布】台湾、中国、インドシナ、インド、マレーシア、オーストラリア、ミクロネシア。
【同定のカギ】日当たりの良い湿地に見られる一年草または多年草で、叢生する。花序は、頭状で上部に集まり、多数の淡黄褐色の小穂からなる。小穂は、披針形で長さ5−7 mm、5−6枚の鱗片、2−3個の花がある。痩果は、長さ1.5−1.8 mm、上縁に疎らに短毛がある。柱基はキャップ状。刺針状花被片は、6本、痩果の1/3−1/2、上向きにざらつく。柱頭は分岐しない。
【ノート】イガクサは1個の頭状花序を頂生し、刺針状花被片が痩果の半分以下で上向きにざらつくことが異なる。

岡山県備前市佐山 2008年9月13日


花序は頭状で上部に集まり、淡黄褐色の多くの小穂がある


小穂、5〜6枚の鱗片からなる           刺針は痩果の半分以下


刺針は上向きにざらつく

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