オオイヌノハナヒゲ Rhynchospora fauriei Franch.
【同定のカギ】山地の湿地に生える多年草で、植物体はやや叢生する。有花茎は、硬く、高さ50−90 cm花序は、複散房状で分花序は2−3個あり、密に多数の小穂をつける。小穂は、披針形、長さ7−9 mm、少数の鱗片をつけ2−3個の花がある。鱗片は、褐色、鋭頭で短い芒を持つ。柱基は、円錐形、長さは痩果とほぼ同長。刺針状花被片は、6本、長さは痩果の3倍以上、細く平滑または、疎らに下向きにざらつく。柱頭は2岐。【国内分布】北海道、本州、九州。日本固有。 【ノート】オオイヌノハナヒゲは、イヌノハナヒゲに似るが、長さは痩果の3倍以上、ルーペでは平滑に見える。柱基は、円錐形で長い。
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