オオサンカクイ
Actinoscirpus grossus (L.f.) Goetgh. et D.A.Simpson
【国内分布】小笠原諸島(母島)。【国外分布】ヨーロッパ。
【同定のカギ】湿地に生える多年草で植物体はやや叢生し、硬質。有花茎は、高さ100−150 cm、硬く、鋭3稜形。葉は、、幅8−15 mm。花序は、頂生し、複散房状、多数の小穂をつける。鱗片は、褐色、鋭頭で短い芒を持つ。痩果は、長さ1.5 mm。刺針状花被片は、5−6本、痩果とほぼ同長か長く、平滑または疎らに下向きにざらつく。柱頭は、3岐。
【ノート】
オオサンカクイは、日本では小笠原にのみ分布し大型の多年草植物である。花茎は鋭3稜形である。

多数の小穂を頂生する。  東京都小笠原村 2005年4月14日


有花茎はかたく、3稜がある。         植物は硬質で、叢生する。


小穂の鱗片は、鋭頭で短い芒がある。   刺針状花被片は疎らに下向きにざらつく。

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