オオシンジュガヤ
Scleria terrestris (L.) Fassett
【国内分布】種子島、屋久島、琉球諸島。【国外分布】台湾、中国南部、インドシナ、マレーシア、インド、オーストラリア。
【同定のカギ】日当たりのよい草地に生える大形の多年草で、やや硬い。有花茎は、高さ60〜200cm、3稜柱形、稜はざらつく。葉鞘には翼があり、有花茎を緩く包む。花序は円錐状で、多数の小穂をつける。鱗片は、濃紫褐色。痩果は、光沢があり、網紋は不明瞭に隆起する、細い毛がある。痩果の基盤は、浅く3裂し、鈍頭〜円頭。柱頭は3岐。
【ノート】シンジュガヤに似るが、オオシンジュガヤは大型であり、痩果の基盤が小型で、浅く3裂することで区別される。

沖縄県石垣市 2007年3月28日


花序、円錐状で、多数の小穂をつける


小穂と痩果             痩果は光沢があり、濃紫褐色の鱗片に包まれる


痩果、不明瞭な網紋            痩果、基盤は浅く3裂し鈍頭

プレビュー付き和名検索へ 学名検索へ 図鑑Topへ