アカネスゲ Carex poculisquama Kuk.
【同定のカギ】石灰岩地の草原に生える多年草。根茎は短く横走。有花茎:高さ30−70 cm。雄小穂を頂生するが細く、雌小穂に隠れる。果胞は、ややまばらに付き鱗片より長く、短毛を密生する。柱頭は3岐。【国内分布】本州(山口県秋吉台)、九州(福岡県平尾台)。 【国外分布】韓国、中国。 【ノート】平尾台と秋吉台で確認されていて日本における分布は限られている。生育地はいずれも石灰岩地域で、日当たりの良い場所に見られる。秋吉台では毎年野焼きが行われ、アカネスゲが生育できる環境が維持されているものと思われる。秋吉台管理事務所より調査許可証(第4号2005年5月)。
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