アオバスゲ
Carex insaniae Koidz. var. papillaticulmis (Ohwi) Ohwi
【国内分布】本州(関東地方以西)、四国、九州。日本固有。
【同定のカギ】林床や林縁に生え叢生する。雄鱗片は赤褐色。果胞は短毛を密布、嘴は長く口部は2歯となる。痩果は密に果胞に包まれ、頂部は円盤状となる。
【ノート】葉の幅が0.4−0.8 cmならアオバスゲ、0.8−1.2 cmならヒロバスゲ、0.2−0.4 cmならアオヒエスゲ。アオヒエスゲとは雄鱗片が赤褐色を帯びることで区別できる。標高500 m以上のブナ帯下部からシイ・カシ帯の山地に生育していることが多く、林床や山道脇でよく目立つ。

アオバスゲ 5月22日


花序                  雌小穂、果胞と鱗片


果胞            果胞と痩果          痩果、頂部は円盤状

プレビュー付き和名検索へ 和名検索へ 学名検索へ 図鑑Topへ