アオヒエスゲ
Carex subdita Ohwi
【国内分布】本州(関東地方以南)、四国。日本固有。りょう
【同定のカギ】林床や林縁に見られ、叢生する。基部の鞘は淡色で、繊維状に細裂する。雄小穂は緑白色で柄がある。雌小穂は緑白色で、鱗片は短い芒がある。果胞は、鱗片より長く熟すと開出し、短毛があり、嘴は長く口部は鋭2歯。痩果は稜中央部はくびれ、頂部は長くわずかに円盤状。柱頭は3岐。
【ノート】アオヒエスゲは、アオバスゲに似るが、雄鱗片が緑白色で、葉の幅が狭いことで区別される。両種の中間的な個体もあり形態の変異は連続していると考えられる。本州から四国に広く分布する。

アオヒエスゲ 高知県宿毛市沖の島町母島 2006年4月30日


花序                     雌花穂


雄小穂              果胞と鱗片              果胞


果胞と痩果             痩果                痩果

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