アポイタヌキラン
Carex apoiensis Akiyama

【国内分布】北海道(日高地方)。日本固有。
【同定のカギ】渓流の岩場に生え密に叢生する。木質の根茎がある。基部の鞘は暗赤褐色、雄小穂は、長楕円形。雌小穂の柄は長く下垂する。雄鱗片は濃紫色で長い芒が有り、雌燐片は濃赤紫色で同様に長い芒がある。果胞は、雌鱗片より長く、披針形、無毛で長い嘴があり、口部は凹形か2小歯で黒紫色。花柱は長さ8−10 mm、基部はまれに湾曲。柱頭:3岐、長さ5−7 mmで宿存する。
【ノート】秋山 (1955) により北海道日高特産として発表された。コタヌキランに似るが、果胞の形態はナルコスゲに近い。

アポイタヌキラン生育地 北海道日高幌満川 1999年5月30日


生育地                     花序


小穂

プレビュー付き和名検索へ 和名検索へ 学名検索へ 図鑑Topへ