アズマナルコ
Carex shimidzensis Franch.

【国内分布】北海道、本州(日本海側)、四国、九州(北部)。【国外分布】韓国(鬱稜島)
【同定のカギ】湿った林縁や路傍に生える多年草で、大きな株となり、叢生する。有花茎の基部は肥厚して円柱形となる。小穂は長い柄を持ち下垂する。雌小穂は円柱形で密花。鱗片は緑白色。果胞は無毛で、嘴は短い。柱頭は2岐。
【ノート】アズマナルコは、アゼナルコに似るが、山地で見られ、有花茎の基部は肥厚して円柱形となり、鱗片の芒は短い。小穂が下垂するオタルスゲや、テキリスゲとは全体が柔らかいことで区別できる。

アズマナルコ 岡山県真庭市蒜山 明蓮川 2008年6月15日


有花茎の基部、円柱形で黄褐色             花序


雌小穂             果胞と鱗片          果胞


果胞と痩果            痩果

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