オオクグ Carex rugulosa Kuk.
【同定のカギ】河口や入江の塩湿地、沿海地の淡水湿地に生える多年草で、群生し、横走する長い根茎がある。基部の鞘は帯赤色、前面に糸網を生じる。果胞は、雌鱗片より長く、長卵形、細脈があり、無毛、先端は太く短嘴、コルク質、光沢があり、口部は帯褐色で2歯となり、乾燥すると褐色に変色する。柱頭は3岐。【国内分布】北海道、本州、九州(北部)。【国外分布】朝鮮、中国東北部、ウスリー。 【ノート】オオクグはシオクグと似ているが、葉の幅が広く(幅5-10mm)、雌小穂が大きいことで区別される。
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