オニスゲ
Carex dickinsii Franch. et Sav.

【国内分布】北海道、本州、四国、九州。【国外分布】朝鮮。
【同定のカギ】湿地に生える多年草で群生し、長い匐枝がある。基部の鞘は淡色、軟質、わずかに繊維状に細裂する。果胞は熟すと開出し、雌鱗片より長く、卵形、多数脈、無毛、熟すとふくらみ、長嘴、口部は鋭2歯、基部に短い脚部がある。柱頭は3岐。
【ノート】オニスゲは湿地で見られ、雌小穂が短柱状で大きく目立つ。湿地の代表的な種であるが、休耕田でも見られ分布域は広い。

オニスゲ 宇都宮市飯山町 2006年5月13日


オニスゲの花序


基部の鞘                        花序


果胞と鱗片           果胞               痩果

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