オオナキリスゲ
Carex autumnalis Ohwi

【国内分布】本州(近畿地方以西)、四国、対馬。【国外分布】中国。
【同定のカギ】林縁に生える多年草で、ゆるく叢生する。頂小穂は雄花で糸状。側小穂は雌花で先端に短い雄花。果胞は、雌鱗片から超出し、卵形、稜間に細脈があり、縁はざらつくが他は無毛、口部は凹形。柱頭は2岐。
【ノート】ナキリスゲ節の中で唯一、頂小穂は糸状ですべて雄性であり、雌花を付けない。

オオナキリスゲ 頂小穂は雄花のみ 2011年10月


オオナキリスゲ 花序                雌小穂


果胞、縁がざらつく        果胞と痩果         痩果

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