ウマスゲ
Carex idzuroei Franch. et Sav.

【国内分布】本州(関東地方以西)、四国、九州。【国外分布】中国。
【同定のカギ】河川の氾濫原や湿地に生える多年草で群生し、やや叢生し匐枝がある。頂生する雄小穂は長い柄がある。雌小穂は柄が無く、密花、雌鱗片は鮮緑色。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に多数脈があり、無毛、長嘴、口部は2歯、完熟すると開出する。乾燥すると銹褐色に変色する。柱頭は3岐。
【ノート】ウマスゲは河岸や水路の岸にも生育するが、西日本では分布域は限られている。果胞が大型であり区別しやすい。頂生する雄小穂は、長い柄があり目立つ。

ウマスゲ 岡山県倉敷市 2006年6月17日


ウマスゲ、花序                 雌小穂


雄小穂、鱗片は緑白色             果胞と鱗片


基部の鞘、長い匐枝がある             葉の横脈


果胞                果胞と痩果           痩果


痩果

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