ウシオスゲ
Carex ramenskii Komar.

【国内分布】北海道(根室、北見)。【国外分布】千島、サハリン、カムチャツカ、アリューシャン、アラスカ。
【同定のカギ】海岸や塩性湿地などに群生する多年草で、剛強で横走する太い根茎がある。基部の鞘は赤褐色でわずかに繊維状に細裂する。果胞は、雌鱗片と同長または短く、無毛、厚膜質、短柄、乳頭状突起と小紫斑点があり、短嘴、口部は全縁。柱頭は2岐。
【ノート】ウシオスゲは、道東のみに分布し、ヒメウシオスゲよりも分布域が狭い。また、果胞が雌鱗片より短く、細脈があることでヒメウシオスゲと異なる。

ウシオスゲ 北海道根室市春国 2004年7月5日


ウシオスゲ、雌小穂


果胞と鱗片            果胞


果胞と痩果            痩果

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