ハコネイトスゲ
Carex hakonemontana Katsuyama
【国内分布】本州(関東地方:神奈川県、静岡県、埼玉県、中部地方:長野県)。日本固有。
【同定のカギ】林床あるいは岩上に生える。やや叢生し、短い匐枝を出す。雄小穂は細く頂生する。雌小穂は、花は少なく3〜4個。果胞は、雌鱗片より長く、無毛、短嘴、口部は凹形。柱頭は3岐。
【ノート】ハコネイトスゲは勝山(1991)により新種として発表された。タイプロカリティは神奈川県南足柄市明神ヶ岳。葉の幅が狭く0.2−0.5 mm(イトスゲは0.3−1 mm)、有花茎が細く、果胞の数が少ないのが特徴である

ハコネイトスゲ 葉は細く、やや叢生、短い匐枝がある


ハコネイトスゲ 基部の鞘、淡褐色、匐枝がある


花序 花の数は少ない、苞葉は刺状

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