ハリガネスゲ
Carex capillacea Boott

【国内分布】本州、四国、九州。【国外分布】朝鮮、台湾、中国、マレーシア、ヒマラヤ、オーストラリア。
【同定のカギ】平地の湿地に生える多年草で、叢生する。花序は、長さ0.5−1(マツバスゲ1−2)cm、雄雌性で頂生する。果胞は、雌鱗片より長く、長さ2−3(マツバスゲ1.5−2)mm、稜間に5−9脈あり、平滑で嘴は短く、完熟すると開出する。口部は凹形。柱頭は3岐。
【ノート】ハリガネスゲは、日本に広く分布しマツバスゲの生育地に近い。ハリガネスゲとマツバスゲの相違点。
花序は、長さ0.5−1(マツバスゲ1−2)cm。果胞は、長さ2−3(マツバスゲ1.5−2)mm。

ハリガネスゲ 広島県向原町大草田 2012年6月2日


ハリガネスゲ 花序、頂生する


ハリガネスゲ 花序


花序、雌鱗片は落ちやすい         花序、雄花を頂生


果胞と鱗片         痩果は果胞に緩く包まれる  果胞、稜間に5〜9脈


痩果                痩果

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