ハタベスゲ
Carex latisquamea Kom.

【国内分布】北海道、本州(青森県、岩手県、秋田県、群馬県、長野県)、九州。【国外分布】朝鮮、中国東北部、ウスリー。
【同定のカギ】湿った草地に生える多年草で、ゆるく叢生する。葉や基部の鞘は、有毛。基部の鞘は、赤褐色。頂生する雄小穂は、長い柄がある。雌鱗片は、淡褐色で中肋は緑色。果胞は、:雌鱗片より長く、多数脈があり、無毛、やや長嘴。柱頭は3岐。
【ノート】ハタベスゲは、アカンカサスゲに似るが、柄の長い雄小穂は1個で、果胞に毛が無いことが異なる。

ハタベスゲ 群馬県吾妻郡長野原町 2004年6月7日


ハタベスゲ 頂生する雄小穂は長い柄がある


花序、苞葉の葉身は長い              雌小穂、果苞は開出


スキャナー像


雌小穂、果胞の口部は2歯


果胞は雌鱗片より長い      果胞、無毛          果胞、多数脈


果胞、側面           果胞と痩果           痩果

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