ヒゴクサ
Carex japonica Thunb.

【国内分布】北海道、本州、四国、九州、対馬。【国外分布】朝鮮、中国
【同定のカギ】路傍、草原、林床に普通な多年草で、細い匐枝を多数出す。基部の鞘は、淡黄褐色。雌小穂は、短柱形で柄は長い。果胞は、陵間に5−7脈あり、平滑、嘴は長く、口部は2歯。柱頭は長く、3岐で永存する。
【ノート】ヒゴクサは、匐枝が多数のびて集団を形成する。また、若い雌小穂は柱頭が白く全体を覆い美しい。ヒゴクサは小穂に長い柄を持つが、エナシヒゴクサは柄がほとんど無い。

ヒゴクサ 若い花序 白色の柱頭が、雌小穂をおおう 岡山県総社市豪渓 1982年5月15日


ヒゴクサ 若い花序


ヒゴクサ 雌小穂の柄が大変長い


ヒゴクサ 雌小穂、果胞の嘴は長い


スキャナー像 細い匐枝が多数出る


果胞、口部は2歯       果胞、稜間に5〜7個の脈


痩果,花柱の基部は膨らむ、柱頭は長く永存する

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