ヒカゲハリスゲ
Carex onoei Franch. et Sav.

【国内分布】北海道、本州(東北、関東、中部、紀伊半島)。【国外分布】朝鮮、中国東北部、極東ロシア。
【同定のカギ】ブナ帯の渓畔林内に生える多年草で、叢生する。有花茎の上部はざらつく。果胞は、雌鱗片とほぼ同長かやや長く、完熟すると開出し、細脈が多く、無毛、短嘴、口部は凹形−やや2歯。痩果は、果胞に密に包まれる。柱頭は3岐。
【ノート】ヒカゲハリスゲは、ニッコウハリスゲやユキグニハリスゲと比べ、果胞に細脈が多く、痩果は果胞に密に包まれる。

ヒカゲハリスゲ 岩手県区界高原 2000年6月18日


ヒカゲハリスゲ 果胞は完熟すると開出する


ヒカゲハリスゲ 有花茎の上部はざらつく


果胞、細脈が多い      痩果は密に果胞に包まれる     痩果

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