ヒメジュズスゲ
Carex filipes Franch. et Savat. var. tremula (Ohwi) Ohwi
【国内分布】四国、九州。日本固有。
【同定のカギ】山地のシイ・カシ帯−ブナ帯の樹林内に生える多年草で、草丈が短い。有花茎は、高さ10〜20 cm、平滑、軟質。頂小穂は雄性で短い、2〜3個の果胞が続く。果胞は、小型で、雌鱗片より長く、稜間に脈があり、無毛、嘴は長い。柱頭は3岐。
【ノート】ヒメジュズスゲは、タマツリスゲに似るが、植物体や雄小穂、果胞が小さいことで区別する

ヒメジュズスゲ 愛媛県上浮穴郡久万高原町 2006年5月21日


ヒメジュズスゲ 花序 雌小穂は小型、数個の果胞が続く。鱗片は果胞より短い。


果胞 小型で、稜間に脈があり口部は斜切形


痩果

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