ヒメウシオスゲ
Carex subspathacea Wormsk.
【国内分布】北海道、本州(青森県)。【国外分布】周北極地域。
【同定のカギ】海岸の塩湿地などに生育し、群生する。横走する長い根茎がある。葉の裏面は粉白色。鱗片は、栗色〜赤褐色。果胞は、雌鱗片より長く、厚膜質、乳頭状突起を密布する、短嘴、口部は全縁。柱頭は2岐。
【ノート】ヒメウシオスゲは、ウシオスゲに似るが、葉が細く、果胞は雌鱗片よりも長く、無脈である。

ヒメウシオスゲ 青森県八戸市高瀬川河口 1997年6月8日


ヒメウシオスゲ 海岸の沼地に生育         スキャナー像


ヒメウシオスゲ 雌小穂、果胞は雌鱗片より長い、乳頭状突起を密布、嘴は短い


果胞、鱗片は赤褐色      果胞、乳頭状突起を密布      痩果

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