ヒロハノオオタマツリスゲ
Carex arakiana (Ohwi) Ohwi
【国内分布】本州(中国地方の日本海側−北陸地方)。日本固有。
【同定のカギ】山地の樹林内や湿った草地に生える多年草で、叢生する。葉は、幅が6〜12mm、平滑で前年の葉が残る。基部の鞘は赤紫色。頂小穂は、雄性で長い柄がある。側小穂は、雌性で長い柄があり下垂する。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に脈があり、無毛、長嘴、口部は斜切形。柱頭は3岐。
【ノート】ヒロハノオオタマツリスゲは、日本海側に分布し、大型で、葉は幅が広く、前年度の葉が次の年まで残ることとが特徴である。

ヒロハノオオタマツリスゲ 鳥取県日野郡江府町城山 2000年6月22日


ヒロハノオオタマツリスゲ ホロタイプ(KYO)


ヒロハノオオタマツリスゲ 花序、頂生する雄小穂は長柄

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