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ヒロハイッポンスゲ
【同定のカギ】高山の湿地や草地に生える多年草で、ゆるく叢生し、根茎が目立つ。葉や有花茎は、乳頭状突起を密布する。花序は、柄の無い小穂を2〜4個頂生する。小穂は雌雄性で，基部に小さい雄花がある。果胞は、雌鱗片より長く、稜間は赤褐色の脈が多数あり、無毛、厚膜質、上部はしだいに狭まって嘴となり、口部は凹形で腹面に切れ込む。柱頭は2岐。Carex pseudololiacea F.Schmidt 【国内分布】北海道、本州（福島県吾妻山）。【国外分布】千島、サハリン。 【ノート】ヒロハイッポンスゲは、イッポンスゲに似るが、葉の幅が1.5−3 mm（イッポンスゲは1−1.5 mm）と広く、果胞は脈が目立ち、3.5−4 mm（イッポンスゲは3−3.5 mm）と長いことで区別できる。
 
  
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