ホソスゲ
Carex disperma Dewey
【国内分布】北海道(厚岸町)。 【国外分布】北半球の亜寒帯に広く分布。
【同定のカギ】樹林内の湿地に生える多年草。細い根茎を伸ばしゆるく叢生する。葉は細い。柄のない小穂を3-4個付ける。小穂は上部に小さい雄小穂を付け、基部に1-3個の果胞を付ける。柱頭は2岐。
【ノート】北海道猿払で1954年に小山鐵夫氏が採集した標本があるが、その後は不明であった。勝山輝男氏により2016年に北海道の厚岸町にホソスゲが生育していることが確認された。生育地の湿地は常に水が供給される湧水地であり、ホソスゲが生き延びるための条件が整っていたと推定される。

北海道厚岸町 7月1日 Kyong-Sookさん


ホソスゲ


スキャナー像            花序


小穂              小穂             果胞

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