グレーンスゲ
Carex parciflora Boott

【国内分布】北海道、本州(東北地方−山陰地方までの日本海側)。【国外分布】サハリン、千島。
【同定のカギ】山地の湿った樹林内や湿地に生える多年草で、叢生する。葉はコジュズスゲより幅が広く、鮮緑色。果胞は、雌鱗片より長く、熟すと開出し、稜間に脈があり、無毛、長嘴、口部は斜切形。柱頭は3岐。
【ノート】グレーンスゲは、コジュズスゲと似ているが、葉の幅が広く、白みがかった緑色でなく鮮緑色であり、雌小穂が大きいことで異なる。

グレーンスゲ 広島県吾妻山 2012年6月2日


グレーンスゲ 北海道登別市オロフレ峠 2003年8月29日


グレーンスゲ 花序


グレーンスゲの葉は幅が広い                  花序


基部の鞘、淡褐色                 果胞と鱗片


果胞、鱗片は短い           果胞


果胞、痩果             痩果

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