カブスゲ
【同定のカギ】高層湿地に生える多年草で密に叢生し、大株となり、谷地坊主を作る。有花茎と葉は、著しくざらつく。基部の鞘は細裂し、糸網がある。鱗片は濃紫褐色。果胞は、雌鱗片より長く、脈はなく、乳頭状突起を密布し、嘴は短くまれに斑点があり、口部は切形。柱頭は2岐。Carex cespitosa L. 【国内分布】北海道の高層湿原。【国外分布】ヨーロッパ−アジアの周北極地域。 【ノート】カブスゲは、シュミットスゲに似るが、基部の鞘が褐色−紫褐色で硬く、糸網があり、苞の葉身が雌小穂より短い。
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