カラフトカサスゲ
Carex rostrata Stokes

【国内分布】北海道(雨竜沼、越後沼)。【国外分布】北半球の周北極地域。
【同定のカギ】湖沼の縁に生える多年草、横走する根茎がある。基部の鞘は、軟質、赤褐色、前面が糸網状に分解。小穂は頂小穂の2〜4個は雄性で長い柄がある。鱗片は短褐色。果胞は、熟すと開出、雌鱗片より長く、多数脈、無毛、短嘴、口部は鋭2歯。痩果は緩く果胞に包まれ、花柱は湾曲。柱頭は3岐。
【ノート】カラフトカサスゲは、北海道の沼地の岸に見られ、オオカサスゲとは、果胞が小さく、葉も細いことで区別される。

カラフトカサスゲ 北海道江別市越後沼 2007年7月3日


カラフトカサスゲ 雌小穂


果胞と鱗片             果胞            痩果、未熟

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