クジュウツリスゲ(カルイザワツリスゲ、リクチュウツリスゲ)
Carex kujuzana Ohwi

【国内分布】本州(岩手県、宮城県、栃木県、群馬県、長野県)、九州北部。【国外分布】朝鮮南部。
【同定のカギ】山地の草原や明るい樹林内に生える多年草で疎らに生え、長い匐枝がある。基部の鞘は赤紫色で軟質。雄小穂は長い柄を持ち、雌小穂も柄が長く下垂する。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に脈があり、無毛、長嘴、口部は斜切形。柱頭は3岐。
【ノート】リクチュウツリスゲやカルイザワツリスゲが報告されているが、現在はクジュウツリスゲのシノニムとしてまとめられている。

大分県湯布院町 クジュウツリスゲが分布 2005年6月3日


大分県湯布院町 荒金先生と 2005年6月3日


クジュウツリスゲ 長野県軽井沢植物園 2004年6月7日


クジュウツリスゲの雌小穂 長い柄を持ち垂れ下がる、果胞を疎らに付ける。


基部の鞘は赤紫色             スキャナー像


雌小穂 果胞は熟すると嘴が外曲する


果胞は鱗片より長い     果胞、鱗片         果胞、口部は斜切形


果胞と痩果          痩果、背面           痩果、腹面


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