カタスゲ
Carex macrandrolepis H. Lev.

【国内分布】本州(東海地方以西)、四国、九州、対馬、トカラ列島(宝島)、伊豆大島。【国外分布】朝鮮南部、台湾。
【同定のカギ】沿海地の明るい樹林内や草地に生える多年草でやや叢生し、長い匐枝がある。有花茎や葉は、やや硬い。果胞は、雌鱗片より長く、やや開出し楕円形、稜間はほぼ無脈、疎らに微毛が生え、基部は短柄、上部はしだいに狭まり長嘴となり、口部は鋭2歯。柱頭は3岐。
【ノート】カタスゲは、全体が硬く、果胞に疎らに毛があり、嘴が長いことで他のヒカゲスゲ節の種と区別される。海岸の日当たりの良い林縁によく見られる。

カタスゲ 高知県高知市 2006年5月1日


カタスゲ 花序


カタスゲ 長い匐枝 基部の鞘、赤褐色      花穂 鱗片より長く、やや開出


果胞           果胞と痩果          痩果,基部に短柄

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