カツラガワスゲ
Carex subtumida (Kuk.) Ohwi

【国内分布】四国(愛媛県南部)。【国外分布】中国。
【同定のカギ】川縁に生える多年草で密に叢生する。苞葉の葉身は、葉状で長く、鞘がある。葯は1本のみ。雌鱗片は短く、淡緑色で円頭。果胞は、熟すと開出し、稜間に多数脈があり、無毛、長嘴、口部は斜切形、乾燥すると黒褐色に変色する。柱頭は3岐。
【ノート】カツラガワスゲは、雄小穂に特徴があり、糸状で細く、葯は1本のみである。

カツラガワスゲ 植栽 2004年5月5日


カツラガワスゲ 基部の鞘 花穂      花序 雄小穂は糸状で細い


雌小穂の柄の基部、褐色の前葉         苞葉の鞘の葉舌


雄小穂 葯は1本のみ              雌小穂 嘴は長い


果胞と鱗片           果胞             痩果

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