カワラスゲ
Carex incisa Boott

【国内分布】北海道、本州。日本固有。
【同定のカギ】山道や路傍に普通に生える多年草で叢生する。植物体は全体が柔らかい。雌小穂は線柱形で長く、下垂する。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に少数の脈があり、無毛、上部はしだいに狭まって長嘴となり、口部は切形。柱頭は2岐。
【ノート】カワラスゲは、湿った山道や路傍によく見られる。特に、山道の踏み跡にも大きな集団が見られ、地下茎が強いと考えられる。

カワラスゲ 岡山県真庭市蒜山明連川 1995年6月24日


カワラスゲ 花序 雌小穂は細長く下垂する。


カワラスゲ 花序             雌小穂、鱗片は淡色で果胞より短い


果胞と鱗片           果胞             痩果

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