カヤツリスゲ
Carex bohemica Schreb.
【国内分布】北海道、本州(山梨県)。【国外分布】シベリア、東ロシア、カムチャツカ、ヨーロッパ。
【同定のカギ】湖畔の砂地に稀に生育する。花序は、3−6個の無柄小穂を密に頂生する。果胞は、雌鱗片より超出し披針形、無毛、両側は鋸歯状の狭翼があり、柄は長く、長嘴、口部は深裂、裂片は長さ0.8−1 mm。柱頭は2岐。
【ノート】小穂が多数茎頂に密集してつき、長い苞を持つことでカヤツリグサ属に似ている。1年草と考えられているが、数年にわたって株が生き残ることもある。
カヤツリスゲ 山梨県富士河口湖町 2002年6月10日 |
カヤツリスゲ 花序 無柄の小穂を頂生 果胞の口部は深裂する |
|