ケタガネソウ
Carex ciliatomarginata Nakai
【国内分布】本州、四国、九州。【国外分布】朝鮮、中国東北部。
【同定のカギ】林縁や林床に生える多年草、長い匐枝がある。植物体全体に軟毛を密布。苞葉は、仏炎苞状、葉身は短く刺状。果胞は、雌鱗片と同長かやや長い、陵間に5−8脈あり、密に毛が生え、嘴は短く、口部は平切形。基部に短柄がある。柱頭は3岐。
【ノート】ケタガネソウはタガネソウに似るが全体に軟毛を密布し区別できる。ケタガネソウは、やや湿った林縁や、草原にも見られ長い匐枝で増殖する。

ケタガネソウ 岡山県総社市郷ノ内豪渓 1982年5月5日 地下茎で増殖したクローン集団


ケタガネソウ 高知市一宮東町 2006年5月1日


花序                   若い雌小穂、濃赤色の花柱


花序、全体に軟毛             果胞と鱗片、全体に軟毛


果胞と鱗片、軟毛を密布               果胞

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