キシュウナキリスゲ
Carex nachiana Ohwi
【国内分布】本州(静岡県以西)、四国、九州、屋久島。【国外分布】中国。
【同定のカギ】林縁や樹林内に生える多年草で密に叢生する。果胞は、雌鱗片と同長または長く、縁以外はほぼ無毛。次第に細長くなって嘴となり、口部は2歯。柱頭は2岐。
【ノート】ナキリスゲ類の中では、柱頭がやや短く宿存しない、果胞が大きいことで区別される。

キシュウナキリスゲ 和歌山県那智 Isotypus 東京大学植物標本庫(TI)


キシュウナキリスゲ 高知県高岡郡窪川町 3月13日
花序               果胞              果胞


果胞の口部           果胞、側面         果胞と痩果


痩果               痩果、側面

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