コゴメナキリスゲ
Carex brunnea Thunb.
【国内分布】本州(関東南部以西)、四国、九州、対馬、南西諸島、伊豆諸島、小笠原。【国外分布】台湾、中国南部、東南アジア。
【同定のカギ】平地から低山地の疎林内や林縁に生える多年草で密に叢生する。小穂は、雄雌性で、頂部に少数の雄花、1節に2〜6個の小穂をつける。果胞は、雌鱗片より長く、稜間に太脈があり、短毛、口部は2歯。柱頭は2岐。
【ノート】コゴメナキリスゲは、ナキリスゲに似るが、小穂を1節に2〜6個と多く、果胞も小型である。

コゴメナキリスゲ 沖縄県西表島 2004年1月21日


コゴメナキリスゲ 花序、小穂を1節に2〜6個つける。


小穂は雄雌性、頂部に少数の雄花     雌花、果胞は短毛があり、鱗片より長い


果胞と柱頭        果胞は多数の太脈、口部は2歯     痩果

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