コイトスゲ
Carex sachalinensis F.Schmidt var. iwakiana Ohwi
【国内分布】東北、本州(栃木県日光、長野県、神奈川県、山梨県、静岡県)。日本固有。
【同定のカギ】林床や路傍に生える疎らに叢生し、匐枝がある。雌小穂には長い柄がある。果胞は、雌鱗片より長く、疎らに毛があり、縁に上向きの細鋸歯、口部は2小歯。柱頭は3岐。
【ノート】コイトスゲは、サハリンイトスゲに似るが、果期に前年の葉が残らない、葉はやや柔らかく細く、基部の鞘や鱗片が淡褐色であることで異なる。

コイトスゲ、匐枝を持つ  神奈川県足柄下郡箱根町 2005年6月14日


コイトスゲ 淡褐色


雌小穂、長い柄がある            雌小穂、果胞は鱗片より長い


果胞と鱗片           果胞、縁に細鋸歯    果胞、疎らに毛


果胞と痩果         果胞、頂部に盤状付属体

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