コジュズスゲ
Carex macroglossa Franch. et Sav.
【国内分布】北海道、本州、四国、九州、対馬、伊豆諸島(三宅島)。【国外分布】朝鮮南部。
【同定のカギ】平地から山地の湿った樹林内、湿地に生える多年草。葉は粉緑色で、基部の鞘は淡褐色。鱗片は緑白色。果胞は、雌鱗片より長く、有脈、無毛、長嘴、口部は斜切形。柱頭は3岐。
【ノート】コジュズスゲは広い分布域を持ち、変異が大きく、植物体が大きいものから10cmぐらいの小型のものも見られる。大型ものは、グレーンスゲと似ている。植物体が大きく葉幅が広いヒロハノコジュズスゲCarex parciflora var. tsukudensis、果胞が7−8 mmと長いムギスゲforma subsessiliが記載されている。

コジュズスゲ 鳥取県岩美郡岩美町唐川湿原 2007年5月20日


コジュズスゲ 花序


コジュズスゲ 花序、下部の雌小穂には長い柄があり垂れ下がる。


コジュズスゲ 花序、雄小穂に短い柄        鱗片は緑白色


雌小穂、鱗片は痩果より短い              白色の葉耳


果胞と鱗片           果胞、長嘴          果胞と痩果


痩果

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